今年はオンパクが秋うららんに名前を変えて行われ、各旅館プログラムの隙間を縫って行って
参りました。
10月2日〜3日、今年は10名の女将が参加。早朝6時半に芦原温泉を出発しました。
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一路伊勢へ。バスの中は相変わらずの盛り上がり。
なんとか午前中に伊勢市に入り、伊勢かぐらばリゾート千の杜で昼食、午後に伊勢神宮を参拝しました。
まずは外宮。
外宮は豊受大御神(とようけのおおみかみ)をお祀りしています。
ボランティアガイドの伊東さんにお願いして案内していただきました。
「伊勢神宮は全国に8万ほどある神社の本社で125人の社員がいると思うとわかりやすい」
「天照大御神(あまてらすおおみかみ)のお食事係を500年かかって見つけたのが豊受大御神」
「なぜ明治天皇は禁を犯したのか・・」
など歴史を紐解きながらわかりやすく説明していただきました。
参拝の作法や歩き方も理由があってのことで、理解するまでに時間がかかりました。
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内宮は来年「年式遷宮」です。
20年に一度行われ、神殿を建て替えして神様を新しいお宮にお遷しします。
「神様は旅行ができない。神様の新しい力がよみがえらせるために行います」と伊東さん。
伝統工芸の伝承と再利用の繰り返しで時代をつなげていくそうです。
内宮を出て、おかげ横丁でしばらく散策とお買い物。
とても素敵な街並みで、松阪牛などの食べ歩きができ、おみやげをいろいろ買い求めました。
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その後、鳥羽相差方面に移動。
今ブームになっている神明神社に向かいました。
鳥羽市相差(おおさつ)の神明神社には25柱の神が祀られ、その中の一つに石神さんと親しま
れている女神が参道脇におられます。
ご祭神は、神武天皇の母玉依姫命(たまよりひめのみこと)で、海女たちが古くから「女性の願い
なら ひとつは必ず叶えてくれる」と密かにお参りを続けていました。
いつしか全国から参拝客の絶えることがない社になっています。
こちらでも神主さんやガイドの方に、丁寧に注目されるようになった経緯などをお話いただきました。
神明神社までの小道には星のマーク セーマン、格子縞 ドーマンが・・。
伊勢志摩の海女さんたちが魔よけにと、手拭い等に縫いこんで持っているそうです。
元来セーマンは平安期の陰陽師 安部清明、ドーマンはそのライバル、蘆屋道満からとったものと
いわれています。
宿泊は相差パシフィックホテル。
夕食では伊勢えび、アワビ、さざえなどの海の幸を存分にいただくことができました。
女将さん手作りの郷土料理もお膳に・・。
夕食後はお決まりの二次会。
昨年より坂東流の踊りのお稽古をしている女将が3名いて、その中の2人が曲に合わせて見事に?
踊ってくれます。
大笑いをしながら夜も更けていきます。
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翌日は2人の女将が仕事のために帰宅、8人で伊賀の里モクモク手作りファームへ。
自然・農業・手づくりのエコロジーファームで、交流型の農業公園といったところです。
PaPaビアレストランでバイキングの昼食。美味しい地ビールやジャージー牛乳で新鮮な野菜をたくさん
いただきました。
その後はパンの手作り体験。カボチャのクリームパンを作りました。
コネたり打ち付けたり・・。作業は大変でしたが美味しいパンが焼きあがりました。
園内のミニ豚君と戯れたり、ジャージー牛のソフトクリームを食べたり・・。
お土産には大量のソーセージを買い込んで帰宅の途につきました。
今回の研修旅行は本当に大勢の神様にお目にかかることができました。
自宅では神棚にはお参りしますが、改めて私たちは八百万の神様にお守りいただいてると再認識しま
した。
これでまた来年の研修旅行まで頑張れる気がします。
幹事の美松女将お疲れ様でした。
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