女将の会研修旅行 軽井沢町   R4.10.4~5

 北陸新幹線敦賀開業を一年半後に控え、機運醸成500日前キックオフイベントも開催される中、
「金沢開業時と確かに似ている」と感じていた女将たち・・
 ようやくコロナ第7波の脅威もそう大げさに取り扱われることもなくなり、10月11日からは旅行支援も全国規模と
なった今、動くなら、学ぶなら「今」しかないと女将11人であわら温泉を飛び出してみました。

 福井県は令和4年年3月、軽井沢町と相互発展に向けた連携協定を締結し、観光・経済・文化・スポーツ等で
より一層の活性化を図ることになりました。
 従来、歴史的に深いつながりのある福井県と軽井沢町。
 軽井沢町は、岸田政権のデジタル田園都市国家構想に基づき、あらゆる分野で先駆的な取り組みをしています。

 私たちは、軽井沢町役場・観光協会を表敬訪問し、研修では信州大学ウエルネス・ライフスタイル学の専任教授であり、
福井県観光連盟観光投資特別顧問でもある鈴木幹一氏にお話を伺うことにしました。
 女将たちが目指す「ウエルネス温泉地」に、学ぶ「ウエルネスリゾート軽井沢」をどれだけ落とし込めるか、あわら市
観光振興課竹内さん、観光協会津田事務局次長にも同行してもらい研修してきました。
 
 
       

 4日早朝、芦原温泉駅から金沢駅に、そこからは北陸新幹線に乗って10時半ころに軽井沢駅に到着しました。
 車中、差し入れの牛丼を食らう者2名(笑)、久しぶりの大勢での移動は楽しさしかありません。

 宿泊先の旧軽井沢ホテル音羽の森に移動。ホテルラウンジはすべてハロウィンの飾りつけ(可愛い~)
 荷物をフロントに預けてまず別荘地の散策に出かけました。
 ご案内は鈴木幹一さん。
 信州大学教授であり、ある企業の御曹司、そしてたくさんの肩書を持つ立派な方でありながら「幹さんでいいよ」との
親しみやすさ、気配り、心配り最高の方です。

 ここ軽井沢は宣教師が別荘を建てたのが始まりですが、「八田別荘」という日本人初の別荘が100年経った今でも
現存しています。
 建てたのは福井市出身の八田裕二郎(海軍軍人 衆議院議員)で、このことが歴史的つながりとされている所以です。
 福井県はこの「八田別荘」を利用してイベントも開催しているようです。

 ベーカーリー沢村で軽くランチ。
 軽井沢は本当にパン屋が多くて・・そしてどこもおいしい。
 緑の木立の中で食べるからでしょうか。
 ワンちゃんを連れた方も多く、どこを切り取っても素敵な空間としか言いようがない・・(田舎者は全部感激)
 帰り道、軽井沢町観光協会にもご挨拶に寄りました。

 
       

 ホテルに戻って着物に着替えて、いざ軽井沢町役場へ・・柳澤副町長をお訪ねします。
 自宅から着物を着て来た女将もいれば、着替える女将もいる・・着直す女将もいるということで着替え部屋は大混雑。
 鏡を取り合ったり、紐を貸し借りしたり・・。マスコミも来るということでビジュアルは大事なんです。

 意見交換会では各々の市町のDVDを見て、質問をかわしました。
 何の数字を比べても軽井沢町に勝てるものはなし・・固定資産税に至っては雲泥の差であることを見せつけられました。
 この訪問の様子は信濃新聞も取材していただき、翌日の朝刊にも採り上げていただきました。

       

 そのあとにはホテルに戻り、ザ・コッツウォルズ ハウスにて観光連盟土屋会長と鈴木副会長にお目にかかりました。
 軽井沢ブランドの形成要因、気候効果、リゾートテレワークといったウエルネスリゾートのなんたるかを事細かく分析
したものをご説明いただき、とても有意義な時間を過ごしました。

 由紀会長だけは開始前に特別ミッションがあり、ひとりエフエム軽井沢の取材を受け、後日オンエアされました。

 
       

 お仕事モードはいったんここまで・・着替えた後は鈴木氏の別荘に移動。
 軽井沢で活躍するたくさんのゲストを呼んでいただき、楽しくBBQパーティ。

 おしゃれなケータリング(モリノラウンジ 岡沢シェフ)なんて初めての経験です。
 朝どれ野菜のバーニャカウダ、ハムや炭火焼のソーセージ、シャインマスカット・・。
 テタンジェ プレスティージュ ロゼで乾杯。(マグナムボトル~!)
 屋外なのでマスクもほどほどに異業種交流。
 どの方とお話しても話題が豊富です。そのあとは3部屋に分かれてディナー&ディスカッション。信州松茸・・最高!
 夜は更けてバータイム こんなにすごい空間ってあるの?テタンジェこんなに開けていいの?
 このテタンジェのシャンパーニュ・・2014年から2018年度まで5年連続で、ノーベル賞授賞式後晩餐会に提供
されたとか・・。
 あ~夢のような時間が過ぎていきます。

 
       

 軽井沢に来て学んだのですが、ここには「自然保護対策要綱」が制定されており、午後11時にはすべてのお店が
閉まるそう。
 お店の色合いもすごくシックで高さも制限されています。これは京都にも感じることですね。
 ということで、私たちも11時にてお名残り惜しくお開きです。
 別荘でパーティの場合、飲みすぎて寝ちゃってもいいように暖炉の前とかにフカフカのソファーがあったりして・・
 もっといたかったなぁ・・と全員思ったと思います。

       

 翌朝・・音羽の森ホテルの庭園は清々しく、とても静かでした。

 なのに・・3名ほど昨夜の記憶がない・・笑(どんだけシャンパン飲んだんや・・)
 記憶がある者もない者も、ゆっくりとした時間を楽しみながら朝食をいただきました。

       

 二日目は観光を楽しみます。
 軽井沢トラベル&コンサルの河野さんのご案内です。

 まずは軽井沢発地市庭へ。ここは軽井沢霧下野菜などが買い求められる直売所です。
 なにせレタスやキャベツが安くて新鮮。
 信州蕎麦も買い求められるとあって、あっという間に買い物モード。
 大量のレタスを宅急便で送る強者多数。。大量のお買い物に皆満足です。

 むむっ・・福井県×軽井沢町のポスター発見。「あーあわら温泉が書いてない~」と言いながら書き込んでしまう女将・・。
 まずいなぁ。。許してください 笑

       

 次は風越公園に向かい、アイスパークを見学。冬季オリンピックの会場となった場所です。
 カーリングやってる!!初めてみます!
 「これ持って記念写真撮ります?」ステッキはやっぱりデッキブラシにしか見えんよの~
 全員掃除のおばちゃんにしか見えない中で、一人だけなにすましてるの?っていう感じの女将。。
 爆笑です。

       

  くつかけステイ中軽井沢にてランチ。ここは幹さんも一緒です。
 総料理長福本さんのお料理はすばらしく、眺めて良し、味良し、福井の食材を知り尽くしたような籠膳を呈してください
ました。
 こちらは3月末から4月にかけて、「福井県×くつかけステイ中軽井沢」という企画を開催、福井御膳としておろし蕎麦
や油揚げ、勝山水菜といった食材と福井の地酒を提供していたそうです。
 軽井沢のお客様を根こそぎ福井県へご誘導する仕掛けですね。
  
       
  昼食後は星野エリア・ハルニレテラスへ
 各々お買い物をしたり、丸山珈琲で一服したり、軽井沢高原協会や石の教会まで足を運んだりして楽しみました。

       

 最後に、白糸の滝だけは観光しなくてはと移動し、ここが水源であるという清らかな滝の落ちる様を堪能。
 四季折々の景色を楽しめるんでしょうね。

 旧軽井沢に再度移動して最後のお買い物、軽井沢会テニスコートや軽井沢集会堂を眺めつつ駅に向かいました。

       

 軽井沢駅では峠の釜めしを買い込み、楽しかった2日間の話をしながら帰路につきました。

 そうそう・・役場訪問の際に、「今度あわら温泉に研修旅行に行きます」とのお話となり・・
 「どこの旅館?」「まつや千千です」
 「え~っ!!」
 昌代女将全く予約状況が頭になく、絶句・・(笑)本当にありがたいことです。

 後日、職員旅行でまつや千千にお越しの際は、女将全員に軽井沢の美味しいジャムを差し入れてくださいました。
 こうやってご縁ができてくるんですね。

 近頃、県内において東京や軽井沢町の方々が発信やコラボされてる様子をよく拝見します。
 新アンテナショップ「ふくい食の國291」も東京銀座に令和5年2月24日オープンしました。

 この研修旅行で学んだことが、いつか実を結ぶことになるよう私たちも頑張ります。
 お世話になりました皆様、ありがとうございました。