第73回福井しあわせ元気国体2018 第18回全国障害者スポーツ大会

  福井県では50年ぶり2巡目の第73回福井
 しあわせ元気国体2018が開催されました。

  1年前よりカウントダウンが始まり、とうとう
 その日を迎えることができました。       
 

 先代たちの1巡目国体のおもてなしを見習うべく、各旅館万全の準備を整えて9月29日を迎えるつもりでした。
・・がなぜかこのタイミングで来るんです・・台風が・・。
 案の定、天皇皇后両陛下のご臨席を賜った開会式はひどい雨に見舞われました。
 この素晴らしいパフォーマンスを晴天の中で行うことができていたら・・と思ったのは私だけではなかったはず
です。
 
 あわら温泉では開会式2日前あたりよりご宿泊の選手団を受け入れ、大変な盛り上がりでした。
 朝食は5時から対応するなど各旅館で大奮闘。
 少年野球、サッカー、ソフトボール、バスケットボールなど多くの種目で選手が滞在し、スター選手の宿泊する
旅館では、SNSで情報を得た人たちが出待ちをするほどだったとか・・。
 対応に苦慮した旅館は玄関に警備員を配置されたところもありました。

       

 そのお話をいただいたのは4月頃、あわら市の国体推進課からでした。
 あわら市が開催地となっている競技、カヌースプリント、ゴルフ、バレーボールの会場であわら銘菓をご来場の
方々に配布してくれないかというお話でした。
 女将の意見は全員一致。「私たちも仕事以外で国体に何か携わりましょう」
 
 台風の影響で中止もありましたが、10月2日の北潟湖から開始です。
 各会場では多くのボランティアの皆さんが汗を流しながら割り当ての業務をこなしておられました。
 1時間ほどのふるまいの予定でしたが、会場によっては10分弱で終了のところも・・。
 「ようこそあわら市へ!」日本各地からお越しの方々に心を込めてお渡ししました。
 
 ふるまいの後は競技を観戦し、バレーボールの迫力に圧倒され「ハマってしまった~」という女将もいました。
 ご来場の方々ともふれあう貴重な時間を味わえました。

       

 10月5日の芦原ゴルフ場では高円宮久子妃殿下がご観戦。
 前日のご宿泊と翌日の昼食会はグランディア芳泉。
 女将の会会長の由紀女将は久子妃殿下より「会場で女将たちが見送って下さった」とのお話をいただいた
との報告。
 由紀会長からは、女将13人全員が利き酒師であることや「女将」の酒のお話をさせていただけたとも!!
 久子妃殿下は「素晴らしいことですね」と目を細めて聞いて下さったとのことでした。
 なによりも嬉しいことです。

 私(白和荘)は芦原ゴルフ場にて女将の会法被着用の上、国旗を振りながら「久子様~~~」と絶叫いた
しまして・・そのせいでお気づきになったのかなぁ・・と 笑

       

 10月13日からは障害者スポーツ大会も始まりました。
 こちらは車いすバスケットボールから始まり、フライングディスクやバレーボール、サッカーなどのお客様が
滞在されました。
 残り少なくなった大会競技を応援するために会場に足を運んだりもしました。

 私(白和荘)はまるおかスポーツランドのサッカーの準決勝と決勝を観戦してきました。
 東京の4連覇を阻止すべく準決勝での静岡県のがんばり・・負けたときの悔し涙・・。
 優勝した東京のみんなの笑顔や「女将さ~ん来てくれてありがとう~」と手を振ってくれたこと・・。
 絶対に忘れられない感動をもらえました。

 宿舎は競技ごとに同じなので、試合前はピリピリした緊張感もありましたが、試合が終われば和気藹々。
 来年の茨城国体での再会を誓いあっていました。

 
       

 何年も前から「2018年は福井しあわせ元気国体」と盛り上げ、気持ちを鼓舞してきたのに終わってしまうと
寂しいですね。
 実は・・女将全員お客さまの対応でフラフラなんですけど・・笑
 50年後の3巡目は生きていないから?今精一杯お世話する・・その気持ちでした。

 来県された方々の心に少しでも「福井」を残していただけたでしょうか? 
 福井県全員でスポーツに打ち込む選手を支えた20日間。
 支えることの楽しさやうれしさを教わりました。
 県の提唱する「融合」に近づけたでしょうか。

 選手の皆さん~来年の茨城国体も頑張ってくださいね!
 福井から応援しています。

 そしてまた福井へ遊びに来てくださいね~