三国湊帯のまち流し   H24.9.2 

  

 平成24年9月2日(日)三国湊帯のまち流しに参加して参りました。
 
 三国湊帯のまち流しは、3年前からお隣坂井市三国町で毎年9月に行われ、三国港
近辺に伝わる盆踊り歌「三国節」のゆっくりとした音色や唄にあわせ、踊り手たちが
風情ある街並みの中を踊り流します。
 
 昨年、何人かの女将が帯のまち流しを見学、余りの感動に次年の参加を決意、
女将の会で連を作ることを働きかけ、まだ道路が凍る冬期から三国中央公民館に
通い練習を重ねました。
 最初は自分たちで女踊りを習得、一人また一人と練習に参加し、手も足もバラバラ
な状態からなんとか揃って踊れるようになりました。
 遅れて旅館組合青年部も男踊りの練習に励んでくれました。
 
 例年9月初旬(今年は1日)には北潟湖において「観月の夕べ」が行われます。
 三国、あわらが相互に関わり合えるよう観月の夕べのステージでデモンストレーション
を行うことにもなりました。
 (残念ながら観月の夕べは雨に見舞われ、ステージ発表は中止となりましたが・・)
 
 2日まち流し当日も天気予報は夕方から雨・・。しかし夜には雨もあがる予報です。
 祈るような気持ちで集合場所みくに文化未来館に到着。
 女将は13名(うち2名は女将予備軍?)、青年部は5名が参加しました。
 会場は各チームの熱気でいっぱいです。
 絶対雨はあがる・・の気持ちは通じ、30分遅れでのスタートとなりました。
 雲間から 月も見え始めました。
 
 県内のあちこちから踊り手、唄、三味線や笛の地方(じかた)約800名の参加です。
 私たちは四連。スタートは地蔵尊です。4つの連が街中を流し、旧森田銀行本店近くの
広小路を目指して踊ります。
 路地の家々にはあんどんや提灯の明かりが・・。
 静かに・・静かに三国節の唄が響き、その声に酔うように私たちもまちを流して踊ります。

 まち流しの舞台となる三国町内は、商業海運と花街で栄えた歴史からその風情が色濃く
残る街並みを擁していて、景観上の美しさも祭りの醍醐味のひとつとなっています。
 
 料理茶屋魚志楼の前は審査ポイントにもなっているのですが、その景観から多くのカメラ
マンが列挙し、「もしかしてガールズコレクション?」と勘違いするくらい私たちにもフラッシュ
が焚かれました。

ほぼ全員で・・まもなくスタート
未来館の中はこの熱気!
連の先頭が持つ提灯
女将の会の帯のまち流し
雰囲気に酔ってます・・
 30分遅れで始まったまち流しも、最後は輪踊りで結ばれます。
 すごい観客の数です。最後に全部の連がその中を踊りきり審査を待ちます。

 お陰様で私たちは優秀賞「絆賞」を頂くことができました。
 きっと初参加のご褒美ですね。
 富山のおわらよりもっともっと良いものにしていけたらいいですね。

 三國會所の皆様を始めお世話になった方々に感謝です。
 本当にいろいろな方々と知り合いになれ、共に感動し合うことができました。
 女将の会を牽引してくれた清風荘女将とグランディア芳泉女将にも感謝です。
 授賞式で涙ぐんでいた姿・・気持ち・・忘れません。
 来年もぜひ参加したいと思います。
広小路にて・・
しゃく谷石の優秀賞「絆賞」