あわら温泉120周年 1日体験女将 H16.5.22〜23
5月22日、23日の2日間に渡って、開湯120周年記念事業である「1日体験女将」を 行いました。 全国から22人の体験希望者が集まり、各旅館にて支度をし、旅館会館での開校式に 臨みました。 山口旅館組合理事長を始めご来賓のご挨拶後、はいや松風園若女将、花の宿福寿若女将、 米和女将によるミニ講演を行いました。 その後、福井県の観光ビデオを鑑賞して、全員にて記念撮影に望みました。 開校式終了後、体験者は女将と共に各旅館にて女将業に取り組んでいただきました。 |
各旅館では体験者の方々に、玄関に立ってお客様のお出迎え、ご案内、ご宴会場や客室への ご挨拶周りと女将業を体験していただきました。 翌日の体験発表では様々な感想があったのでご紹介します。 |
芦原温泉は全国に誇れる温泉だと感じた。(あわらグランドホテル体験者) 体験は今日限りだったので、一期一会の気持ちで望んだ。 バックヤードの支えがあって旅館が営まれていると感じた。 これから自分の職業に活かしたい。(みのや泰平閣体験者) きれいな着物を着せていただきとても嬉しい。お客様への挨拶は頭が真っ白。 お客様に察していただき助けて貰った。(開花亭体験者) 宴会場でのご挨拶は本当に心臓がドキドキした。 夜休むとき、今日のことを思い直し、目頭が熱くなり涙が出てしまった。 女将の心遣いや所作はどんなものにも通じる。(グランディア芳泉体験者) 3人の子供を持つ主婦だが、社会復帰のための良い経験になった。(白和荘体験者) 女将とはお客様への気配りだけでなく、従業員への気配りも必要。 表にでる事だけが女将の仕事ではない。(つるや体験者) 慣れない着物での立ち仕事、足が痛くなってしまった。 お客様からビールを勧められ、着物が苦しくて断った。 あとで気持ちだけは頂くものだと言われ反省。次回は飲みたい!(花の宿福寿体験者) 玄関での出迎えの際、急に雨が降ってきた。 お客様に傘をさしかけた女将は自分が濡れることも構わず迎えていた。 芦原温泉のサービスは全国に誇れると思った。(みゆき体験者) 草履が履けないと思ったら、指を入れるところ間違えました。(笑)(清風荘体験者) 米和様の女将様・・・?(米和体験者) (米和の女将は神様にみえたのかしら?) |
昨年この企画を説明されたときには、侃々諤々いろいろな意見が交錯し、この日をはたして 迎えることができるのか女将たちも半信半疑でした。 しかし終わってみると、体験者の方々から暖かい言葉をかけていただき、自分たちの仕事が 認められ、何故か救われたように感じました。 後日談で、体験者のお仕事などは詳しくお聞きしてなく、「私、実は・・・」と肩書きの付いた名刺 をお帰りの際に頂いたりしたそうな・・・。 舞台裏までお見せすることになって恥ずかしかったという女将もおりました。 ということで第1回は無事終了しましたが、第2回目が9月に開かれる予定です。 このページを読んで参加者が増えるか減るかはわかりませんが、我こそはと思われる方ご応募 お待ちしております。 |