あわら温泉 おもてなし向上セミナー        H26.3.4〜5



 平成26年3月4日(火)5日(水)の両日、グランディア芳泉グランディアホールにおいて
「おもてなし向上セミナー」が開催されました。

 私たち女将13名は福井県のサポートで「利き酒師」の資格を取得しました。
 あわら温泉にお越しのお客様にはとても好評で、福井県内の地酒をお薦めしています。

 女将が育むこの「おもてなしの心」を各旅館すべての従業員に浸透させたい。
 再び県のご協力をいただき、お客様に選んでいただける温泉、また再び訪れたくなる温泉を
目指しておもてなしの基本を学ぶべくセミナーを開催しました。
 講師は東京ディズニーランド開業時からの教育係で、現在はnext stage代表の青柳美智代
先生。

 開催に先立ち、福井県観光営業部佐々木企画幹から、北陸新幹線の金沢開業、中部縦貫
自動車道の開通を控え福井県への来客増が見込める。ソフトを充実させ、働く人が笑顔で魅力
ある温泉地になるためにディズニーランドのおもてなし、ホスピタリティーを学んでほしいとご挨拶
がありました。

 両日の参加者は220名余り、10時半から15時までさまざまな部署の接客担当者が旅館の
垣根をこえて、話し合い、考え、協力し合いながら勉強。
 研修を受講できる喜びを感じ、他施設の人との交流から自分の役割を見つめ直し、あわら温泉
に来てもらった喜びをプラスすることができるようになることを目指しました。

 その後サービスの原点を20分間かけて絵で表現するグループワークを行い、発表。
 共通しているものを全員で認識して、先生はさらに極める方法を話されました。

 言葉というものは繰り返し使うと無意識に使えるようになる。
 挨拶は相手の目を見てしているか、物に向かって挨拶していないか、体の向きが心の向きである
という基本的な動作を指摘。
 目の前の人のことをいち早く察して理解することやアイコンタクトの大切さ、清掃や修繕は見つけた
人がすべきであるなどということも話されました。
 アクシデントが起こったお客様には少しでも早く楽しくなるように声をかけ、心を込めて名前を呼ぶ
だけで気持ちが伝わることがあるとも・・。

 再びグループでお金をかけずにお客様が笑顔になるアイディアを考え、キャッチコピーをつけて
楽しく発表。
 発表後はグループ内全員で握手し、あわら温泉笑顔の達人になることを誓い合いました。

 笑顔で居続けるためには、もがかなくてはなりません。ストレスも溜まります。
 ストレスをうまく発散させる方法を自分で見つけて、お客様が笑顔になれるようおもてなしする・・
自ら働くことを選んだあわら温泉で・・と先生は結ばれました。

 2日間参加した全員がおもてなしの心を表現する方法を習得できたと思われます。
 これを各自の旅館に持ち帰り、参加できなかった同僚に必ず伝えたいと思います。

 この有意義なセミナーを開催するためにご尽力いただきました福井県ブランド営業課の皆様に
心よりお礼を申し上げます。

3月4日 開始前・・
青柳先生
グループワーク サービスの原点を絵で表現
各グループで楽しく発表