「芦原芸妓」の発生は明治の時代。
大正7年9月には芸妓検番が設立され、大正11年3月8日には芸妓の技法、作法、学科等を習得
させる柳糸学舎というものが創設されたと聞いています。
芦原芸道の基礎を学び、この名前を引き継ぐ「柳糸会」が平成23年8月28日(日)12時半より
べにや旅館にて開催されました。
1年間の稽古の成果を披露すべくこの会は、ここ近年はセントピアあわらを会場に開催されていま
したが、30回の節目を迎えた今年は「座敷芸は座敷で」と初めてべにや旅館の大広間にて行われ
ました。
この提案は女将の会からで、当日は女将の会も全面的にご来場の方々をお迎えすることにしま
した。
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女将は12名。前日は100名から150名と考えての準備でしたが、当日はお客様に切れ目がありま
せん。
大広間には隙間もないくらいお客様で埋め尽くされてしまいました。300名位でしょうか。
司会は曾我廼家福輔さん。楽しいトークを挟んで10の演目が披露されました。
女将の会八木会長のご挨拶もあり、最後には大盛り上がりの餅まきも行われました。
約2時間大勢の方々に楽しんで頂くことができました。
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古いものには「・・・もとより藝妓は藝よし・顔よし・愛情はこの地の70度の泉源より熱い」と書かれて
いる芦原温泉の芸妓たち。
昭和7、8年頃には200名もいたとされる芸妓も今は10名余り。
この伝統芸を後世に伝えていってもらいたいと強く強く思わずにはいられませんでした。
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会場をお貸し頂いたべにやさんにはお礼の申し
上げようもありません。
女将たちもできる限りのお世話をしたつもりです。
来年に向けてまた共に頑張りたいと思います。 |
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