女将の酒造りも4年目を迎え、おかげ様で販売も毎年堅調に推移しています。
平成30年の始まりはあわら温泉にとって試練の冬となりました。
1月11日から降り続いた雪は多くの主要道路を閉鎖しましたが、2日後には解消。
今年の雪はこれで終わりかも・・と誰もが思ったはずでした。
しかし再び2月5日から9日にかけて深々と雪は降り続きました。
ニュース等では国道8号線の1500台の車の立ち往生が大きく採り上げられ、あわら温泉への宿泊もキャンセル |
が相次ぎ、ご旅行を楽しみにされていた方に大変ご迷惑をおかけしました。
福井県にとっては56豪雪以来の大雪。平成30年豪雪と呼ぶようになるようです。
これからのシーズンは「女将」でおもてなしできるよう心よりお待ちしています。
では4年目の酒造りを振り返ってみたいと思います。
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6月6日(火) 田植え
晴天に恵まれ11名の女将が参加しました。
今回は日頃お世話になっている方々を交えて田植えをやってみようと試みました。
市長、市役所や観光協会の皆さん、銀行やリクルート他20名程の方々をご招待し、マスコミも多数来ていただけ
ました。
山口女将の会会長の挨拶のあと、「頑張るぞ!」とこぶしを突き上げて士気を高めました。
女将たちは各々カラフルな田植えファッション。
六角で筋引きしたところをみんなで田植えです。
もちろん田植え機にも乗りました。
今年は「女将の田んぼ」の看板の設置、のぼりも白和荘の優美さんにデザインしてもらい作成、例年より賑やかな
風景が広がります。
女将を支え、「女将」を愛してくださる方々との共同作業はその喜びで満ち溢れています。
会話の楽しさは格別です。
参加いただいた皆さんには今後、酒米の生育を見守り、稲刈りにも参加いただく約束をさせていただきました。
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青空をドローンが飛びます。
今回はまつや千千の理恵若女将が初参加してくれました。
智代女将の押し出し作戦でマスコミインタビューにも対応してくれました。
堂々とした受け答えに感服です。
「あぁ~あわら贅沢。」
今回初めて田圃で転ぶ姿を見てしまいました。 リクルートの方・・パンツ大丈夫だったかなぁ・・。
大笑いしながら「また一緒に稲刈りしましょう!」と固く約束をしました。
リクルートの方々には「女将」の発信やプラン考案をお願いしました。
作業後は皆さんと一緒に山口さんのふるまいをいただきました。。
ぜんまいの煮物 きんぴらごぼう 白菜の漬物 おにぎり 剣岳の蕎麦をお腹いっぱい食べさせていただきました。
片づけ後、剣岳のミニ散策にも出かけました。
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6月13日(火)永平寺へ奉納
7月21日(金)見守り
6人の女将で剣岳の圃場へ向かいました。
今日から夏休みという猛暑日・・。
暑い日差しなのに圃場にそよぐ夏風は一斉に酒米「山田錦」の稲を波打たせていました。
稲たちはもう少し雨がほしい様子でしたが、青々としてしっかりと根付いているようです。
山口さんが説明する夏草が茂る畦道を歩きながら、このまま大きく育つことを願いました。
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10月18日(水)稲刈り
今年の夏は晴れた日も多くありましたが、台風の影響した日もあり降水量は例年より多かったように思います。
ですが9月に入り秋晴れの良いお天気に恵まれ、酒米の稲もぐんぐん成長。
雨が心配された10月、当日は寒いながらも気持ち良い晴天になりました。
今年は、うららん(あわら・三国温泊)の体験プログラムとしてエントリー。
春に田植えをした35アールの圃場 剣岳ファームは黄金色に輝いています。
10名程の参加者と女将8人、関係者など約30名で刈取り作業を行いました。
前日まで降り続いた雨に足元はぬかるんでいて、泥だらけになりながらも取り組みました。
もちろんコンバインにも乗車。
途中、選挙期間中の稲田朋美先生も激励に訪れてくれました。
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終了後は剣岳の方々手作りの蕎麦や煮物、新米のおにぎりや漬物でランチ。
参加者には新米300gのプレゼントと温泉にも入浴していただきました。
もちろんお酒が完成したらお渡しする予定です。
今年のうららんでは各女将がそれぞれのプログラムを懸命にこなし、おもてなしの心を形にするために
尽力しました。
特に10月15日(日)白浪五人女将は200名以上の集客を果たし、あわら温泉の大きな財産となる取組み
となりました。
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11月15日(水)盛り 初添え
10月23日に大きな台風が福井県を通過し甚大な被害を与えましたが、おかげさまで台風前に収穫した酒米は
精米され、洗われ、蒸され、麹用や酒母用に分けられ、盛りと初添えの作業を行いました。
5人の女将が参加です。
今回もこの作業初参加のまつや千千若女将が嬉々として、また慎重に取り組んでいました。
多少蒸米をこぼしてもしまいましたが、初参加としては上出来です。
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12月8日(金)上槽
先月仕込んだタンクも時間をかけて発酵し、もろみも圧搾の時期を迎えました。
ヤブタ式の圧搾機に通され、金色に輝く辛口の原酒がタンクに貯まります。
まず蔵元が一口試飲します。
緊張の時にその口から発せられた言葉は「バランスの良いお酒に仕上がりました。」
女将4人も試飲し、昨年とは微妙に違う味わいをあれこれ話し合いました。
またここから濾過し、割水をし、一度の過熱をして「純米吟醸酒」として「女将」が誕生します。
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12月20日(水)お披露目
今年も多くの皆様をセントピアにお迎えしてお披露目をさせていただきました。
1年目はひな祭り、2年目は節分、3年目は新年、今年はう~ん・・クリスマス!
クリスマスに日本酒を楽しむのもありかも・・と思って設えました。
ご来賓には坂井農林総合事務所戸田次長、あわら市より波多野農林水産課長にご出席いただきました。
山口女将の会会長でプロジェクトリーダーの開会のご挨拶のあと、パワーポイントを使用してこれまでの
取り組みを説明。
久保田酒造さんより今年のお酒の出来具合をお話しいただきました。
蔵元は・・
甘口は、やわらかい香り メロンに似ている 甘さの中に酸味を感じ、甘く感じない、キレもある
辛口は、甘口より香り高い 男性的で硬め よりキレがよく刺身や特にブリのような魚に合う とのこと
今年の米はダメかと思う時期もあったが、結果昨年よりよい出来であると評されました。
今年も甘口1000本、辛口4000本の予定です。
2日後の22日より各旅館にてご提供開始です。
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その後、今年の目玉である酒粕を使ったコラボ商品を紹介させていただきました。
私たちの酒造りも次のステージへ・・。
三里浜農協の「黒瓜の酒粕漬け」と馬面昭栄堂の「女将の酒粕饅頭」です。
このプロジェクトを立ち上げたとき、最終的には地元の企業や団体と共に成長していく商品開発をして
あわら温泉を盛り上げていくという目標を掲げました。
その足掛かりに今年初めて2つの商品を提供することができました。
三里浜特産農協長さまからは、女将の酒粕と地元産の野菜を使った商品は「トレンド」であると言って
いただけました。
今年1月からは多くの事業所さまを募集開始する予定です。
お世話になった方々に新酒を贈呈させていただき、山口女将の会会長の発声で乾杯。
以上にて無事お披露目会を終了させていただきました。
このお披露目会は一つの締めくくりとなります。
大濃さんには本当にお世話になりました。
PPのBGM・・サッカー好きの私に合わせてくれた選曲(A Question of Honour)ありがとうございました 笑
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私たちは「女将」の酒造りの動画素材の撮影を進めています。
Googleが行った調査によると、旅行を計画したとき4割以上の人が旅行に関する動画を視聴し、
出発するまでのさまざまな段階で動画が意思決定を左右しているという報告があります。
動画は言葉では表現しきれない魅力を伝える力があります。
訪日外国人の増加に伴うインバウンド対策として、英語をはじめ、多くの言語に訳して、私たちが随行
しなくても様々な場所やシーンでプロモーションビデオを活用し、あわら温泉の「女将」をPRしたいと
思っています。
女将の酒をさらに定着させる大きなツールとなるはずです。
今年も「女将」を飲みにあわら温泉に来てくださいね!
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