平成30年を表す漢字は「災」
昨年は大雪から始まり、夏の猛暑、秋の長雨や台風・・本当に大変な一年でした。
今年は穏やかなお正月を迎えてからは雪も少なく、災い転じて福となす良い年となりそうです。
4年目の「女将」は辛口が品切れとなり、嬉しい悲鳴をあげておりました。
長らくお待たせしましたが、12月21日より各旅館にて、ご宴会時も売店も順調に販売しております。
それでは5年目振り返ってみたいと思います。
女将の酒造りプロジェクト会議第1回 5月8日(水)
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田植え 6月5日(火)
暑いくらいの好天に恵まれ、7人の女将が参加です。
その中に2年目の理恵若女将と初めての良子若女将もいます。
毎年ここには、元気な べにやの智代女将が居たのですが、今年は参加出来ずに残念です。
智代女将からは、元気なあわら温泉️でお願いします~と朝から喝を入れられ、
智代さんの分まで頑張って来るよ~とみんなが返していました。
今年も、甘口1千本、辛口4千本の予定です。
また、日本酒が苦手な方でも飲み易い提供の方法も考えております。
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プロモーションビデオお披露目会と女将カクテルご紹介 7月4日(火)
5人の女将と2人の若女将が参加です。
念願だったプロモーションビデオが完成しました。
5分ほどの動画ですが、私たちの米作り、酒造りの様子が丁寧に撮影されています。
Googleが行った調査によると、旅行を計画したとき、4割以上の人が旅行に関する動画を視聴し、
出発するまでのさまざまな段階で動画が意思決定を左右しているという報告があります。
私たちの酒造りを「より理解しやすい」「わかりやすい」「イメージしやすい」をそのまま表現したいと
思い、動画の素材撮影を1年前より開始しました。
何度かドローンを飛ばして、剣岳の原風景の中での私たちの作業を撮影してもらいました。
3月30日(金)に灰屋さんにおいて最終カットを撮影。
「私たちが造りました日本酒「女将」・・どうぞお召し上がりくださいませ」
との言葉を盛り込みました。
インバウンド対策としても、完成したものを英語や中国語(簡体字・繁体字)に訳して、
私たちが随行しなくても様々な場所やシーンで活用する予定です。
もちろんYouTubeにもアップしました。
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併せて女将カクテルの提案をさせていただきました。
7月16日(月)海の日より各旅館で提供開始です。
女性やお酒の弱い方にお勧めできる「女将」と炭酸やジュースなどで割ったカクテルを各旅館の
女将が一品オリジナルで考案。
当日は長谷川女将が考えた6種類をご紹介。
「女将の華」や「女将の夢」と名付けた魅惑的なカクテル。
まつやの理恵若女将の手作りハワイアンキルトを敷いて、ますます女将カクテルが華やぎます。
越のルビーを使用したカクテルは、地産地消のうえに美容効果もあるということでおおいにお薦め
したいと考えています。
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稲刈り 10月16日(水)
9月30日の福井しあわせ元気国体から10月15日までの障害者スポーツ大会まで全力で働き、
期間中、あわら市のおもてなし「酒粕まんじゅう」などあわらの銘菓を配布しました。
各県選手のおもてなしを無事に終え、ホッとしている秋晴れの日に稲刈りを行いました。
女将7人 その中には二人の若女将(理恵・良子)も含まれています。
今年は台風が3度も通過し、生育が心配されましたが稲穂はたわわに実っています。
2年にわたりお客様を交えて賑やかに行われた田植えや稲刈り・・春の田植えは私たち女将だけで
行われ少しばかりさみしい思いをしていました。
大濃さんから、一連の作業を旅館発着のツアーとして検討中で、そのモニターツアーとして福井県
在住の国際交流員に稲刈りの参加を声掛けしてはと打診がありました。
女将の会としてもインバウンドのニーズが把握できることやSNSへの発信力への期待もあり、
喜んで参加をお願いしました。
「Fukuiレポーターズ」というそうで、7名参加です。
開会の挨拶では、英語が堪能な良子若女将が通訳するなど、今までにないインターナショナルな
雰囲気の中稲刈りを開始しました。
女将たちが皆さんに刈り方を手ほどきし、手刈りやコンバインにも乗車してもらいました。
1時間ほど汗だくになって作業。
終了後には3か国語の記念撮影。
そのあとで剣岳そばをみんなで食べて交流しました。
Fukuiレポーターズの皆さんは久保田酒造で酒造りの様子も見学に行かれたそうです。
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初添え 11月14日
3人の女将が参加。
穏やかな日が続いて、例年より蒸しあがる酒米の湯気も心なしか薄く感じます。
今年もタンクに酒米を丁寧に運び、櫂棒でかくはん。
例年と違うのは・・タンクに冷却用のベルトを施してあること。
5年目にして初めて目にしたような気がします。
やはり気温が高いようです。
酒造りにおいて、温度管理は大切であることを改めて認識しました。
上槽 12月12日
3人の女将の参加です。
今年の初しぼりは蔵元のご子息 浩隆さんが対応してくれました。
12月初旬まで暖かな日が多く、仕込み具合をいろいろ質問させていただきました。
色、香りとも満足いく出来で、例年以上とお墨付きをいただきました。
ここから割水、火入れをして瓶詰めです。
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お披露目会 12月18日(火)
各女将からは今年の様々な様子を報告させていただきました。
剣岳ファームの岡崎組合長からは、3回の台風にもかかわらず、「山田錦」の稲の倒伏も
わずかで良い米ができ、大粒で一俵多く獲れたとのお話でした。
利き酒をした蔵元の口からは・・
甘口 花のような香りがします
辛口 むしろ飲み口は甘口より甘く感じるかもしれない のど越しで辛さを感じるのではないか
だんだんと熟成されて どんどん旨味が増していくと思われます
蔵元から10年我慢と言われた5年目の今年・・
「女将」自身が独り歩きをしてくれているような感覚がでてきました。
6月には全国旅館ホテル生活衛生同業者組合(全旅連)の「人に優しい宿づくり賞」において
特別賞をいただいたことは大きな励みになりました。
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11月のあわら市(芦原町)が中国浙江省紹興市と友好都市を締結から35周年「第6次あわら市
友好訪中団」の派遣に際し、グランディア芳泉女将と灰屋若女将が参加。
記念式典においては乾杯のお酒を「女将」にしていただけました。
日本航空「JAL SKYWARD11月号」に掲載されたり、JR西日本「西Navi12月号」の表紙を飾っ
たりと様々な媒体に採り上げていただけました。
日本経済新聞、読売新聞、FoodLifeなどにも・・。
11月20日(火)には全国47都道府県を巡り、ふるさとの魅力を伝えるNHKラジオ「旅ラジ!」に
白和荘女将が出演。
「女将」の酒を全国の皆さんにご紹介できました。
こういった地道な積み重ねが、観光経済新聞社の2018年度「にっぽんの温泉100選」において
あわら温泉の昨年43位からジャンプアップ「25位」に少しは貢献できたのかもしれません。
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2月8日(金)には福井新聞社主催の「ディスカバー北陸 福井フォーラム パネルディスカッション」に
白和荘女将が登壇させていただきました。
最初はお断りすることも考えましたが、当日は150名ものの聴講者がおられることや地元目線で
日頃の率直な思いを話してくれればということでお引き受けしました。
基調講演の若新雄純氏からは仕掛けづくりの方法を、JR東日本北陸営業センター佐々木所長から
は首都圏目線でのお話を伺うことができました。
1時間余り北陸新幹線金沢開業時の様子、敦賀開業への期待などお話しし、「女将」の酒の歩みを
ご紹介しました。
また後日、フォーラムでの様子が福井新聞、富山県の北日本新聞、石川県の北國新聞にも見開き
2ページで掲載されたことはあわら温泉の大きなPRとなれたのではないでしょうか。
2020年の東京オリンピックや2023年3月の北陸新幹線敦賀開業を大きなチャンスと捉え、多くの
皆さんとつながって、あわら温泉を盛り上げ、柔軟な考えで挑戦していくつもりです。
「あわらならでは」「あわらにしかない」にこだわり、女将13人全員が利き酒師であることや「女将」を
効果的に県内外に発信していきます。
毎年同じことができる幸せを噛みしめながら・・
5年目の「女将」をご提供していきたいと思います。
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