そば打ち体験

　　　　　　　　　そば打ち研修　　　　　　　　H１８．１０．１８

　福井県の名物は？と聞かれお答えするものはいろいろありますが、「越前おろしそば」は特に
お奨めです。
　私の周りにこれが嫌いという人はまずいません。
　「越前おろしそば」は茹でたそばに大根おろしをかけたものですが、その味は奥深く、１０人１０様
の好みがあります。
　福井でそばを語れば話は尽きません。

　そんな親しみのあるおそばを打ってみませんかと日頃お世話になっている坂井農林総合事務所
からお誘いを受けました。
　食べたことはあるけど、打ったことはない・・・。そんな女将が８人そば打ち体験をさせて頂きました。
　１０月１８日、お隣坂井市丸岡町の海道さん宅で、「丸岡そば愛好会」の７人のメンバーの方に
ご指南をいただきました。

　海道さん宅の周りは一面ソバ畑です。
　最初に坂井農林総合事務所の方々から現状等ご説明をして頂き、早速海道さんのお手本を
見せて頂きました。
　見事な手さばきで、見る間に薄緑色のきれいなソバが出来上がります。
　私たちも一生懸命手順を覚え、いよいよ実戦です。

　粉合わせ　　こね鉢の中でそば粉と小麦粉をよく混ぜ合わせます。
　水回し　　　　水を入れてよく混ぜます。（指を立てて混ぜるのがポイント！）
　こね　　　　　粉をまとめ、こねていきます。（菊ねり、へそだし・・・技を習得！？）
　丸出し　　　　手のひらで押さえ、円形にまとめます。それからのし棒で５ミリ位になるまで広げます。
　四つだし　　　手前からのし棒に巻き付け、奥に巻いて引きつける。回転させながら四角くします。
　のし　　　　　　さらに２ミリ程度までのばします。
　たたみ　　　　打ち粉をしながら８枚重ねにします。
　切り　　　　　　こま板をのせ、包丁で１．５ミリ幅に切ります。

　マンツーマンでのご指導です。
　最初はお互い緊張していましたが、教えて頂くうちにうち解け、冗談もあちこちから・・・。
　「女将さん上手いの～」「やったことあるんでないんかぁ？」
　先生達はおだてるのも上手です。

　お陰様で無事６人前くらいのおそばが完成しました。
　やはりそばの太さが不揃いなのはご愛敬・・・。
　自分の作ったおそばはお土産用にして、先生達が打ったおそばをお相伴させて頂きました。
　茹で方も教えて頂き、完璧です。

　おろしそばのお味は・・・。
　「美味し～！」冷たい井戸水に晒した越前そばは透き通るようです。
　辛み大根のおダシにさらしネギ、鰹節をのせた「越前おろしそば」はやはり絶品です。
　あはは・・・おかわりで３杯完食の女将もおりました。そば湯も頂き満腹です。

　片付けも早々に、体験を終了させて頂きました。
　企画頂きました坂井農林総合事務所の皆さん、ご指導頂きました「丸岡そば愛好会」の皆さん、
お世話を頂きました皆さん本当にありがとうございました。
　今後、芦原温泉にいらっしゃるお客様にぜひ「越前おろしそば」の美味しさをお伝えしていきたいと
思います。

　（画像は坂井農林総合事務所の大野さんに協力頂きました。ありがとうございました。）
　