皆様、福井県花は何かご存知でしょうか?
日本海の荒波が打ち寄せる越前海岸。
その海岸にせり出した山々には、初雪が舞う季節になると小さく白い花が無数に咲き
誇ります。
「越前水仙」が福井県花です。
30〜40度の急斜面で、海から吹きつける冷たい潮風に当たっても力強く花をつける
「越前水仙」は「越前がに」と並ぶ冬の風物詩となっています。
日本海のきびしい風雪に耐えぬいて寒中に咲くこの花の忍耐強さは、県民性に通ずる
といわれています。
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その越前水仙の花がようやく咲き始めた平成25年1月11日(金)12日(土)の2日間、
JR金沢駅コンコースにおいて、北陸新幹線金沢開業に向けて本県への観光誘客の拡大
を図るための観光PRを行いました。
県の観光宣伝隊や観光連盟、市・町観光課の方々と一緒に女将の会からも11日(金)
には4名(グランディア芳泉 べにや 八木 灰屋)、12日(土)には3名(美松
清風荘
みのや太平閣)が各600本の水仙の花と県観光パンフレットの配布を行いました。
福井県が水仙の群生地であることは意外と知らない方も多く、隣の県でありながら
ご来県いただくいいきっかけを提案できたのではないかと思います。
あわら温泉のゆるキャラ・湯巡権三君も駅構内のお客様と写真撮影をするなど大人気
でした。
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私たち女将にとって、この越前水仙にはとても思い入れがあります。
平成24年6月28日(木)越前町左右地区の水仙畑で開催された「越前水仙花咲かそう
大作戦」にボランティアとして参加した経緯があります。
斜面にある畑でスコップを使って球根を次々に掘り起こし、選別、植え付け作業を行い
ました。
水仙は数年に一度の改植が必要らしく、生産者が高齢化していることで、この作戦が
行われています。
実はこのボランティア、清風荘女将が新聞で小さな記事を発見したことから始まりました。
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毎年、JR芦原温泉駅を出発、冬の荒波が迫力満点の東尋坊を経由して、越前水仙を
堪能できる見どころ満点の「越前すいせん号」が運行されています。
今年は1月5日〜2月17日の土・日・祝と1月17日〜29日の毎日、東尋坊・越前海岸・
越前岬水仙ランドを結ぶ日帰りバスツアーはとても好評です。
この経験で水仙改植の苦労がよく理解でき、バスツアーの観光客の方に、越前水仙の
魅力を深く説明できると感じました。
2月7日(木)にはJA越前丹生のご好意によって、芦原温泉にご宿泊の方に4000本の
越前水仙の無料配布が行われ、その贈呈式を行う予定です。
このような地道な活動が、北陸新幹線金沢開業時に花開くことを願ってやみません。
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