わかさ会(若狭地方女将の会)との交流会 H15.2.6
福井県は芦原温泉のある越前(嶺北地方)と美浜町や小浜市のある若狭(嶺南地方)の2つに
分けられています。
歴史的な分割や統合の結果ではありますが、北陸本線の長い北陸トンネルに阻まれ、なかなか
交流の機会がありませんでした。
今回、9月より開催される若狭路博2003に向けて、わかさ会の皆さんが芦原温泉を訪問したいと
オファーを頂きました。
たまたまご主人同士で面識があり、わかさ会錦波とろばこ亭の女将から若草会OGである米和旅館
の女将あてお電話を頂き、お二人のセッティングで実現することができました。
午前10時40分に芦原温泉旅館会館に到着。
わかさ会の参加者は9名でした。
最初は少々緊張気味・・・。 9月から開催される若狭路博 を成功させたいと真剣なご様子 でした。 |
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若杉末広亭、若杉、ホテルせくみ屋、きざき旅館、アーバンポート花椿、福喜旅館、錦波とろばこ亭、海のホテルひろせ、 マリンプラザの各女将 |
若草会も9名の参加。合計18名で交流会を開始しました。
若草会代表のまつや千千女将がタイムスケジュールを説明後、わかさ会会長福喜旅館女将が
ご挨拶をされました。
わかさ会は平成14年5月20日に発足、12名でスタートしました。 70になっても80になっても「若さ(若狭)」で活動したいと名前の由来を説明、若狭地方は海もあり山も あり歴史もあるが温泉だけはありませんと・・・。 以前から新聞や雑誌の記者の方から女将会を作ったらと進言され、昨年やっと発足でき出向宣伝も2回 経験しましたが、活動方法などがわからず教えていただきたいとのことでした。 (わかさ会会長の柔らかで穏やかなお話に思わず聞き入ってしまいました。) |
代わって若草会初代代表である米和女将が芦原温泉について説明、同じ仲間として観光を考えて
いきたいと挨拶。
その後各自自己紹介をし、開花亭若女将が若草会の活動について説明。
昼食後は白和荘若女将が若草HPの運営やインターネットを利用しての発信方法をお話ししました。
わかさ会の皆さんの一生懸命で真摯な様子に感銘。 若草会として経験してきたいろいろな活動についてできる限りお話しさせていただいたつもりです。 |
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グランディア芳泉、芦原国際ホテル美松、米和、まつや千千、みゆき、開花亭、白和荘、花の宿福寿、仁泉の9名 |
温泉発掘をしていますが思うようなものが湧出しませんでした。 91b以内掘るだけで温泉が出る芦原が羨ましい・・・と。 (1000b発掘したとのこと。 芦原温泉は温泉しかなく、若狭の自然が羨ましいとお互いに 無い物ねだり・・・) |
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越前と若狭の雰囲気の違いにびっくりしました。 福井県も縦に長い県ですね・・・と。 また広域で活動しなければならない上での悩みなども。 |
その後はフリートーク。様々な意見が飛び出しました。
ご紹介しますと・・・
○ 福井県はとても良いところなのに非常に宣伝下手である。
○ 若草会は行政との関係がとてもうまくいっているようだが秘訣は?
○ できたら知事への陳情は一緒にできないだろうか。
○ 若狭路博が盛り上がりつつあるが、一過性のものに終わらせたくない。
○ 若狭路博が入場無料であることの影響が感じられる。(エージェントとの関係)
○ 若狭地方は原発もある、漁業もある、農業もある、観光もあるとコンテンツがバラバラでリスクがある。
○ 一町での芦原温泉とは違い、広域であるためにまとまることが難しい。
○ 小浜線が電化されるが、関西圏とのアクセスの良さから、通過型の観光地になってしまう。
○ 福井県で2泊してもらうよう連携をとりたい。
ご参考に・・・ 若狭おばま観光協会 美浜町観光協会
旅館会館玄関にて全員集合!次回は必ず若狭におじゃますることを固く約束。 |
交流時間約4時間、とても有意義な話し合いができました。
わかさ会発足のニュースを聞いた折には、強力なライバル出現(?)と戦々恐々でしたが、おもてなしの
心や福井県の観光のために心砕く気持ちはやはり同じでした。
また私たち若草会が、日頃当たり前に活動している環境が非常に恵まれていることを再認識する良い
機会にもなりました。
私たちをバックアップしていただいている皆様に感謝、感謝です。
これからも交流を続けることで、お互い発展していきましょうと芦原温泉を後にされました。
お土産にいただきました若狭塗箸、大切に使わせていただきます。
最後に・・・
交流会のためにいろいろな準備に尽力された米和女将、まつや千千女将お疲れさまでした!